子供のほめ方叱り方を学べる本を読んでみたら人とのコミュニケーションを考え直す機会になった
息子との接し方に悩むことが増えてきたのがきっかけで、 子供のほめ方叱り方を学べる本を読んでみました。この内容は子供に限らずコミュニケーションに大事な視点かと思います。
はじめに
息子との接し方に悩むことが増えてきたのがきっかけで、 この本を読んでみました。
本の内容から特に印象に残ったことと思ったことをまとめます。この内容は子供に限らずコミュニケーションに大事な視点かと思います。
「過程」に着目する
- 子供に対してえらい!いいね!といった声かけではなく「何をしたから」良いのか、といった過程(プロセス)に気づいてほめる
- 子供はその過程に対してモチベーションを上げる
- 例えば子供がちゃんと勉強してテストで良い点取れたとき、「良い点取った」ことに対してではなく、「勉強した」ことに焦点を当てる
- たとえ悪い点を取っても、勉強する行為は認めてもらえたことで子供はまたチャレンジしようという気になってくれる
- もし勉強のやり方に何か改善できそうなことがありそう、という気付きがあれば子供と一緒に考え直してみる
- 割と言葉足らずにえらい!いいね!と声かけることが多かったが、相手の行動をちゃんと見て何が良かったのか、言語化していかないとなぁと反省
アメとムチでコントロールしない
- お手伝いしたらお菓子あげる(アメ)・約束破ったらごはん抜き(ムチ)、など
- そういったほめ方・叱り方をすると、子供は「アメの目的だけで行動する」「ムチを怖がり回避する行動を取る」
- ムチを怖がり回避する行動は、怒られたくないが故に言い訳したり隠したりとか大人でもするよなぁ、と思うので納得感がある
話に興味を持ち、耳を傾ける
- いわゆる傾聴(アクティブリスニング)
- 特に子供が何かいけないことをしてしまったときは以下を意識してみる
- 子供はどうしてそんな行動を取りどうしたかったのか、解決するにはどうしたらよいか質問を交えて一緒に考える
- 子供を責めない
- 子供の話を聴きながら、起きたことを認める
- どうしたら改善ができるのか、親も子供と並走して考える
全部やろうとしなくてよい
- 上記心がけていたとしても、その場でできないことだってある
- すべてこの内容通り実践しようとか、親(自分)自身があまり気を張りすぎるのもよくない
- 相手にもそのプレッシャーが伝わるだろうし、よりコミュニケーションに影響を及ぼしそう
- 自分自身のコミュニケーションの仕方についても、都度反省したり家族や仲間とも相談しながら改善していこうと思った
- なにか失敗したときでも相手や自分を責めずに「成長のチャンス!」という気持ちで望んでみよう
まとめ
息子との接し方について学ぶのがきっかけでしたが、コミュニケーションそのものを見直すいい機会にもなりました。
本の中では、ケーススタディとして様々な日常を想定してその時どのように子供と接したらいいかがまとまっていますので、子供や仲間と接するならどうすると良さそうか、考えながら読んでいくと良いと思います。
同じ著者の監修なので以下の本も読んでますが、こちらはマンガ形式でより読みやすいと思います。